コラム一覧に戻る
経理業務の効率化約5分2025-05-11

AIで経理業務を效率化する方法——請求書処理から決算書作成まで

AIで経理業務を效率化する方法——請求書処理から決算書作成まで

経理業務は手作業が多く、ミスのリスクも高い。AIを活用することで、どのような業務が効率化できるのか、具体的な方法を解説します。

AI 経理経理業務 自動化請求書処理 AI仕訳 自動化経理 効率化経理 DX

経理業務はAI活用の最適な分野


経理業務は、多くの中小企業で「手作業が多い」「ミスが起こりやすい」「時間がかかる」という3つの課題を抱えています。


特に月次決算や年度末決算の時期には、経理担当者は長時間の残業を余儀なくされることも少なくありません。しかし実は、経理業務こそAIを活用することで、大きな効率化が実現できる分野なのです。


この記事では、AIを使った経理業務の効率化方法を、具体的なツールと活用例をもとに解説します。




課題1:請求書処理の手作業


毎月、取引先から届く請求書を手作業で入力し、仕訳を切る——この作業は多くの経理担当者が日々行っています。


請求書が紙の場合は、OCR(光学文字認識)技術を使ってデータ化し、AIが自動で金額・日付・摘要を抽出。さらに過去の取引パターンから仕訳を自動生成するツールも登場しています。


具体的なツール例:

  • freee会計:請求書をアップロードするだけで自動仕訳
  • Sansan:名刺・請求書のデータ化と自動分類
  • MakeLeaps:請求書の自動生成・管理・入金管理

  • これらのツールを使えば、1件あたり5分かかっていた請求書処理が、1分以内に完了するケースもあります。




    課題2:仕訳の自動化


    請求書から抽出したデータをもとに、適切な勘定科目に自動で振り分けるAI機能も進化しています。


    「この取引は『旅費交通費』か『交際費』か」という判断も、過去の仕訳パターンをAIが学習することで、正確に自動化できるようになりました。


    メリット:

  • 仕訳ミスが大幅に減少
  • 月次決算の締め処理が高速化
  • 経理担当者が「判断」ではなく「確認」に集中できる



  • 課題3:決算書作成・分析


    決算書の作成は、仕訳データから自動で集計・レイアウトする機能が標準装備されるようになっています。


    さらに、AIが決算データを分析し、「売上は前年比〇%増」「経費率が〇%上昇している」といった経営インサイトを自動で提示するツールも増えています。


    具体的な活用例:

  • 月次決算の高速化:従来は月末から5営業日かかっていたが、2営業日で完了
  • 経営分析の自動化:キャッシュフロー予測や部門別採算分析を自動生成
  • 税務申告書の自動作成:決算データから法人税申告書の初稿を自動生成



  • 課題4:経費精算の効率化


    従業員の経費精算も、AIとの組み合わせで大幅に効率化できます。


    レシート写真をAIが読み込み、日付・金額・用途を自動抽出。さらに会社の経費ルールに基づいて自動で勘定科目を振り分けるツールもあります。


    導入効果:

  • 経費精算にかかる時間が70%削減
  • 経理担当者の確認作業が大幅に減少
  • 従業員も「写真を撮るだけ」で完了



  • 経理業務のAI化を始めるステップ


    ステップ1:現状把握


    まず「どの業務にどれだけ時間がかかっているか」を洗い出します。


  • 請求書処理:月〇時間
  • 仕訳入力:月〇時間
  • 決算書作成:月〇時間

  • このように業務ごとに時間を集計することで、優先順位が明確になります。


    ステップ2:ツール選定


    経理業務のAI化ツールは、大きく2つのタイプに分かれます。


    統合型(freee、弥生会計など)

  • 会計ソフト全体がAI対応
  • 導入コストは高いが、全体的な効率化が期待できる

  • 単機能型(Sansan、MakeLeapsなど)

  • 特定の業務(請求書処理など)に特化
  • 導入コストは低いが、複数ツールの連携が必要な場合もある

  • ステップ3:段階的な導入


    「請求書処理から始める」「来月から試験導入」というように、小さく始めることが成功のコツです。


    一気にすべてを変えようとすると、現場の混乱を招き、かえって効率が落ちることもあります。




    経理業務のAI化で得られるメリット


    AIを活用した経理業務の効果は、具体的に以下のように期待できます。


  • 時間削減:月に20〜40時間。これは経理担当者ᕀ名分の業務量に相当します。
  • ミス削減:仕訳ミスが90%以上削減。手作業が減れることで、統計エラーを減らせます。
  • 経営判断の高速化:月次決算が会社では最も時間を費やす業務。これが5営業日から2営業日に短縮できれば、経営判断がより早くできます。
  • コスト削減:経理担当者の残業代削減、または人数削減による採用コスト削減。
  • 税務対応:電子帳簿保存法やインボイス保管法への対応が容易になります。



  • まとめ:経理こそAI活用の第一歩


    経理業務は、ルール化しやすく、データが豊富で、AIの活用効果が最も高い分野の一つです。


    「AIは難しい」「導入に時間がかかる」という先入観を持たずに、まずは「請求書処理の自動化」など、小さな一歩から始めてみることをお勧めします。


    「うちの経理業務にはどのツールが合っているか」「導入後の運用をどうするか」といったご質問は、お気軽に無料相談でお聞きします。貴社の経理業務の課題をお聞きした上で、最適なAI活用方法をご提案させていただきます。

    松下 公子

    biz success 代表 | AIコンサルタント

    農業・中小企業向けにAI導入支援・経理業務受託・SNS運用代行を提供。SHIFT AIにてAIを深く学び、実践的なソリューションを届けています。

    5月末まで限定

    AI活用でお困りですか?

    「何から始めればいいかわからない」「自社に合うAIツールを知りたい」——まずは15分の無料相談で、あなたの業務に合ったAI活用法をご提案します。

    無料相談を予約する